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薬剤科

当院の薬剤科の紹介です。

Pharmacy section

科員紹介

当院薬剤科は薬剤師9名、助手1名、計10名で構成されています。

資格

  • 日本病院薬剤師会        日病薬病院薬学認定薬剤師    4名
  • 日本薬剤師研修センター     認定実務実習指導薬剤師     4名
  • 日本薬剤師研修センター     研修認定薬剤師         1名
  • 日本病院薬剤師会        がん薬物療法認定薬剤師     1名
  • 日本緩和医療薬学会       緩和薬物療法認定薬剤師     1名
  • 日本緩和医療薬学会       麻薬教育認定薬剤師       1名
  • 日本病院薬剤師会        感染制御認定薬剤師       1名
  • 日本化学療法学会        抗菌化学療法認定薬剤師     1名
  • 日本薬剤師会          生涯学習支援システム認定薬剤師 1名
  • 日本臨床栄養代謝学会      NST専門療法士        1名

施設基準(薬剤師関連)

  • 薬剤管理指導料
  • 病棟薬剤業務実施加算
  • 無菌製剤処理料
  • がん患者管理指導料(ハ)
  • 外来腫瘍化学療法診療料1
  • 外来化学療法加算1
  • 感染防止対策加算1

業務紹介

①調剤業務

院外処方箋発行率96.7%(R4年5月現在)となっており、主に入院患者さんの調剤業務を行っています。処方箋に記載された医薬品について、用法・用量、他剤との相互作用、検査値、抗がん剤のレジメン・投与間隔休薬期間、持参薬代替処方時の処方などを確認して調剤を行います。各種調剤機器を用いて一包化調剤や粉砕調剤などを行い、安全衛生に配慮し、個々の患者さんに合わせて調剤しています。

  • 外来処方箋枚数    209枚/月(R4年5月現在)
  • 入院処方箋枚数   1,654枚/月(R4年5月現在)
  • 入院注射箋枚数   4,487枚/月(R4年5月現在)
  • 計数調剤
  • 散薬監査システム
  • 全自動調剤分包機

②注射薬セット・監査業務

注射薬処方箋に基づいて、投与速度、投与経路、投与時間、相互作用、配合変化などを確認し、患者さん毎にセット、監査を行い各病棟に払い出しています。

  • 注射薬個人セット
  • 注射薬個人セット
  • 注射薬個人セット

③がん化学療法・抗がん剤調製業務

入院・外来患者さん全ての抗がん剤調製を行っています。抗がん剤の種類、投与量、投与期間、配合変化などを確認した上で、安全キャビネット内で無菌調製を行います。また、薬歴管理、レジメン管理などを医師・看護師と共に行うことで、安心安全に治療を受けていただけるよう心掛けています。

化学療法準備

処方監査(レジメンとの照合)
実施当日の検査値データの確認

抗がん剤調製

安全キャビネット classⅡタイプA2

化学療法委員会事務局・レジメン管理

  • がん化学療法レジメン
    がん化学療法レジメンをご覧いただく前に
     このホームページでは、がん医療に関わる医療従事者や患者さんへ、当院で行われている化学療法の一部をご紹介しております。
     患者さんの状態に応じて、治療内容を変更する場合がありますことをご了承ください。

  • がん化学療法服薬情報提供文書(トレーシングレポート)の受付
     がん薬物療法中の患者さんに関して、保険薬局の先生方が得られた情報で、緊急性は低いものの主治医への情報提供が望ましいと思われるものに関しては、下記書式にてFAXいただけますと幸いです。

     がん化学療法服薬情報提供文書(トレーシングレポート)
     FAX送信先:0186-78-9505(薬剤科直通)
    ※緊急性の高い情報や疑義照会に関しましては、従来通り主治医へ直接お問い合わせください。

がん化学療法レジメンに関する問い合わせ先

北秋田市民病院 薬剤科
0186-62-7001(内線 2110)

キャンサーボード※

緩和ケアチームが中心となり、医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、理学療法士、事務等コメディカルが参加し、定期的に開催しています。

※キャンサーボード:がん患者の状態に応じた適切な治療を提供することを目的として医療機関内で開催される症例検討会。

  • 抗がん剤調製
  • 抗がん剤調製

④高カロリー輸液調製業務

疾患、治療により、経口あるいは経腸で栄養補給できない場合、高カロリー輸液を投与することがあり、薬剤科にて無菌調製を行っています。無菌室内のクリーンベンチを使用して、安全性に配慮しながら調製を行います。

  • 高カロリー輸液調製
  • 高カロリー輸液調製
  • 無菌製剤処理料2 14.3件/月(R4年5月現在)

⑤薬品管理業務

必要な薬品をより良い品質で提供できるよう、医薬品の適正供給と品質管理を行い、薬品の使用期限や温度・湿度などの管理を行っています。

⑥病棟業務

  • 病棟業務においては、全入院患者に薬剤師が関わることを目標とし、全病棟に専任の薬剤師を配置しています。
  • 薬剤投与前に「病棟薬剤業務」、薬剤投与後に「薬剤管理指導」及び「退院時薬剤情報管理指導」業務を中心に行っています。
  • 病棟担当者が在宅、施設への退院時カンファレンスに参加し、家族、関連施設、調剤薬局へ情報提供を行っています。
  • プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM※)の試行(H28年8月から・科限定)

必要な薬品をより良い品質で提供できるよう、医薬品の適正供給と品質管理を行い、薬品の使用期限や温度・湿度などの管理を行っています。

※PBPM(Protocol Based Pharmacotherapy Management):薬剤の種類、投与量、投与方法、投与期間等の変更や検査のオーダについて、医師・薬剤師等により事前に作成・合意されたプロトコールに基づき専門的知見の活用を通じて、医師等と共同して実施する薬物治療管理。

『病棟薬剤業務実施加算』(R4年5現在)

  • 病棟薬剤業務実施加算(点数換算) 767.4件/月

『薬剤管理指導業務』(R4年5月現在)

  • 薬剤管理指導料1       153.5件/月
  • 薬剤管理指導料2       160.9件/月
  • 麻薬管理指導加算        12.9件/月
  • 退院時薬剤情報管理指導料    95.4件/月
  • 退院時薬剤情報連携加算     21.6件/月
  • 薬剤総合評価調整加算      4.6件/月
  • 薬剤調整加算          1.8件/月

⑦持参薬管理業務

全入院患者を対象に、持参薬鑑別を行い、処方提案を行っています。

  • 持参薬鑑別件数 265件/月(R4年5月現在)

⑧外来指導業務

自己注射の中でも、骨粗鬆症治療薬のテリパラチド皮下注については、初回自己注射手技指導を行っています。プライバシーに配慮した形で指導を行うよう心掛けています。

⑨医薬品情報管理業務(DI業務)

医薬品を安全かつ適正に使用するため、最新の情報を収集し的確に評価したうえで、患者さんや医師・看護師などの医療スタッフへ情報提供しています。医薬品に関する質問に随時対応し、良質で適正な薬物療法の支援を行っています。医療情報が膨大に増える中、患者さん・医療スタッフが求める情報を分かりやすく提供できるよう努めています。

  • 病棟で発生した副作用事例報告並びに事例検討
  • 処方提案事例報告並びに事例検討
  • インシデント、アクシデント事例報告並びに事例検討
  • 薬に関する情報は主にPMDA、SAFE-DIから収集
  • 事委員会資料作成・報告(新規採用薬、後発医薬品切り替えへの変更など)
  • 添付文書改訂に関する事項
  • 薬剤情報誌「DIトピックス」発行
  • ブルーレター、イエローレター等の資料作成し、院内に情報伝達
  • RMP※に関する資料作成し、院内に情報伝達

これらの情報に関して、スタッフ間で共有しています。

※RMP:「医薬品リスク管理計画(RMP:Risk Management Plan)」とは、基本的に3つの要素(「安全性検討事項」「医薬品安全性監視計画」「リスク最小化計画」)から構成され、これら計画の全体を取りまとめ文書化したもの。

⑩チーム医療への参加

1)緩和ケアチーム

病棟から緩和ケア依頼があった患者さんおよび家族に対し、医師、緩和薬物療法認定薬剤師、病棟担当薬剤師、緩和ケア認定看護師、病棟看護師、管理栄養士、理学療法士、MSWの多職種で緩和ケア回診を行っています。

  • 緩和ケア回診 (週1回開催)
  • 緩和医療委員会(月1回開催)
  • 緩和ケアチームカンファレンス(週1回開催)
  • 緩和ケアサポートスタッフカンファレンス(月1回開催)
  • 院内での研修会の企画・運営・講師・事務局担当
  • 緩和カンファレンス

2)感染対策チーム(ICT)

院内感染対策チーム(ICT)の一員として感染制御認定薬剤師が参加し、医師・看護師・臨床検査技師らと共に院内を巡回し、感染対策業務を行っています。薬剤師の視点から抗菌薬や消毒薬の適正使用を推進しています。

  • 感染防止対策加算1を取得
  • 連携病院:能代厚生医療センター、湖東厚生病院
  • 院内感染対策委員会(月1回)
  • ICTカンファレンス(週1回以上)
  • ICT病棟ラウンド(週1回)
  • 職員、患者教育講演会開催
  • AUDによる抗菌薬使用量集計
  • カルバペネム薬,抗MRSA薬使用時、届け出制による薬剤管理
  • TDM(抗MRSA薬)実施
  • ICTカンファレンス

⑪長期実務実習の受け入れ

薬学部5年生の病院実習の受け入れを行っています。病院薬剤師業務についてモデル・コアカリキュラムに沿って実務実習を行っています。当薬剤科で学んだことが将来の様々な業務に生かすことが出来るよう、丁寧な指導を心掛けています。

長期実務実習薬学生受け入れ実績

  • 平成27年度 Ⅱ期1名
  • 平成28年度 Ⅱ期2名
  • 平成30年度 Ⅱ期1名
  • 令和3年度  Ⅲ期1名
  • 令和4年度 Ⅲ期1名
  • 岩手医科大学2名 日本薬科大学1名 高崎健康福祉大学1名 奥羽大学1名 東北医科薬科大学1名

⑫新人教育・研修

JA秋田厚生連で作成した人材育成プログラム(新人教育プログラム)に沿って新人教育を行っています。(JA秋田厚生連ホームページ参照)

また、薬剤科内において新薬などに関する勉強会を月数回の頻度で開催し、薬剤の知識習得にも励んでいます。患者さん・医療スタッフから信頼され、求められる薬剤師になって頂けるように教育することを心掛けています。

  • 新人教育
  • 勉強会

⑬学会発表

平成27年度

  • 秋田県農村医学会 第119回学術大会、第37回県北臨床薬剤業務研究会
    「整形外来におけるテリパラチド皮下注キット製剤(フォルテオ)施行後の使用実態調査~薬剤師介入による評価と検討~」

平成28年度

  • 秋田県農村医学会 第120回学術大会
    「シスプラチン併用化学療法におけるマグネシウム投与による腎機能障害予防効果について」
  • 第10回日本緩和医療薬学会年会
    「緩和ケアチームが介入した閉塞性動脈硬化症の1症例」

平成29年度

  • 日本病院薬剤師会東北ブロック第7回学術大会、秋田県農村医学会第121回学術大会
    「整形外科周術期の抗血栓薬中止・再開プロトコールについて」
  • 第27回日本医療薬学会年会
    「注射用ドセタキセル先発医薬品とエタノール非含有ドセタキセル注射液後発医薬品の安全性の比較検討」

平成30年度

  • 第28回日本医療薬学会年会、秋田県農村医学会 第122回学術大会
    「抗菌薬使用量と薬剤感受性率の経時的相関性について」
  • 第38回秋田県薬剤師オンコロジー研究会
    「胃がん化学療法におけるマグネシウム補充による腎機能障害予防効果の検討」

平成31年度(令和元年度)

  • 日本病院薬剤師会東北ブロック第9回学術大会
    「当院におけるがん化学療法の中止理由の調査」
  • 日本病院薬剤師会東北ブロック第9回学術大会、秋田県農村医学会第123回学術大会、第41回秋田県薬学懇話会学術大会
    「病棟薬剤業務における腎機能障害患者に対する薬学的介入の分析」
  • 日本集中治療医学会第3回東北支部学術集会
    「当院循環器内科病棟におけるポリファーマシーへの取り組みと今後の課題」

令和2年度

  • 第30回日本医療薬学会年会
    「当院における注射用抗がん剤の廃棄量とバイアル複数回数使用時の医療費削減効果の調査」

令和3年度

  • 第26回日本緩和医療学会学術大会
    「在宅にてPCA装置付ディスポーザブル注入ポンプで疼痛管理を行った1症例」
  • 第59回秋田県臨床薬学研究会
    「急性期診断群分類包括評価対象病院(DPC病院)における乳幼児外来患者の現状」

令和4年度

  • 日本病院薬剤師会東北ブロック第11回学術大会
    「当院における処方提案内容の解析」

⑭所属学会

  • 日本医療薬学会
  • 日本緩和医療学会
  • 日本緩和医療薬学会
  • 日本腎臓病薬物療法学会
  • 日本化学療法学会
  • 日本臨床栄養代謝学会
  • 日本医療マネジメント学会

◎薬剤師・薬学生の方へ

当院の見学を希望される薬剤師・薬学生の方は以下の方法でご連絡ください。
(下記リンク JA秋田厚生連 病院見学申し込みも参照)

〒018-4221
秋田県北秋田市下杉字上清水沢16-29
北秋田市民病院 総務管理課

0186-62-7001(薬剤科内線2110)
E-mail:ph@kitaakita-hp.jp(薬剤科アドレス)

◎リンク